ActiveScale Cold Storage

コールド・データ向けに設計された業界唯一の統合クラスのストレージを搭載したActiveScaleは、大量のデータ・セットの保存および保護に要する全体的なコストを削減します。さらに、Activescale Cold Storageは、コールド・データ・セットをアクティブなワーキング・グループに簡単かつ迅速に復旧し、貴重なデータ資産の継続的な分析と再利用を可能にします。

ActiveScaleアーキテクチャは、NVMe、ハード・ドライブおよびテープのリソースを、数十億のオブジェクトとエクサバイトの容量に拡張できる単一ネームスペースに統合します。アクセス層は高速クエリ用のオブジェクト・メタデータを格納し、データ層はアクティブ・ストレージとコールド・ストレージ両方の無制限の独立したスケーリングを提供して、即時アクセスとコスト削減の要求に応えます。

ActiveScale Cold Storageは、さまざまなニーズに応じてパフォーマンスやコストを簡単に最適化できる革新的なRAILアーキテクチャ（Redundant Array of Independent Libraries）に基づいています。RAILは、複数のモジュラー式テープ・ライブラリへの並列アクセスを提供することにより、無制限の段階的スケーラビリティ、線形パフォーマンスに加えて、モノリシック・ライブラリと比較して高い可用性と保守性を提供します。

ActiveScaleは、桁違いに耐久性の高いコールド・ストレージです。最大99.99999999999999999%の耐久性により、データは長期間保護されます。革新的な2次元イレイジャー・コーディングは、オブジェクトとパリティ・シャードをテープとライブラリ内およびテープとライブラリ全体に分散することで、回復可能性を最大化し、コピー×2のソリューションよりも最大で40%高い効率を実現します。

テープは間違いなく業界で最も低コストのストレージであり、最長の寿命と優れた信頼性を備えています。超低消費電力で二酸化炭素排出量を大幅に削減できるため、まさに環境にやさしいストレージです。また、容量増のロードマップが着実であることから、コスト面でのテープのリーダーシップは今後10年間も拡大します。ActiveScale Cold Storageはこれらのメリットを継承しながら、テープの管理を劇的に簡素化するシームレスな環境を実現しています。

ActiveScale Cold Storageは、既存および新規のワークフローへの統合を容易化するため、プライマリ・インターフェイスとしてS3 Glacier Storage Classをサポートしています。標準のPUT、RESTOREおよびGETプリミティブのサポートにより、コールド・データ・オブジェクトの管理が容易です。さらに、ライフサイクル・ポリシーは、アクティブ・ストレージからコールド・ストレージへのオブジェクトの自動的な移行を可能にします。

完全統合型ソリューションであるActiveScale Cold Storageは他のストレージよりもスマートです。Cold StorageにPUTされたオブジェクトはただちに保護され、即座に承認と一貫性の確保が行えるように、アクティブ・ストレージの空き領域にステージングされます。次に、ActiveScaleはすべてのCold Storage ClassのPUTとRESTOREを調整して、最大限のパフォーマンスと耐久性を実現するためにテープのストリーミング性能とデータ・レイアウトを最適化します。

パブリック・クラウド・サービスとは対照的に、クアンタムのコールド・データへのアクセスは、簡単、経済的、機能豊富です。フル制御なので、ワークフローと時間枠に適した復元戦略をお選びいただくことができ、想定外のアクセス料金やストレージ料金に悩まされることはありません。また、オブジェクトはおおむねストリーミング・レート（通常は数分）で復元されます。