急増するオンサイトとオフサイトのデータを保護できるよう、救世軍にHipskindとクアンタムから救いの手が差し伸べられる

数年にわたってHipskind社は、ディスク・アレイとテープを提供することで救世軍のデータのバックアップのニーズに応えてきました。しかし、年月とともに救世軍におけるセキュリティと技術へのニーズが成長してきました。

現在、救世軍では、Hipskind社の包括的なバックアップ・プログラムであるQSafeを使用して、データをオフサイトにレプリケートし、クラウドに緊急用のバックアップを置いています。このプログラムは、クアンタムのDXi®シリーズの製品ラインで構築されており、ディスクのデータ格納領域を平均90%以上削減するためにクアンタムのデータ重複排除技術を利用しています。これによりコスト削減と複雑さの軽減も実現しています。

仮想環境の拡張

高度に仮想化されたサーバー環境に移行し、データが増加するにつれ、救世軍のITチームは確実にデータを保護できる方法が必要になりました。この背景には、ローカル・ファイルの損失からのデータ保護、大規模な設備またはサイトでの障害の発生時の迅速なリカバリーの確保、処理の効率化の維持など、いくつかの重要な要因がありました。

救世軍のアシスタントITディレクター、Everett Jordan氏によると「あらゆるITチームが直面する課題の1つは、データを保護する方法です」。救世軍の場合、コストをかけずに安全にデータを保持し、同時にワークフロー全体を簡略化するソリューションを見つけるために、販売代理店、ストレージの専門家、およびマネージドサービス・プロバイダーHipskind Technology Solutionsグループに相談しました。

オンサイトとオフサイトの確実なデータ保護

Hipskind社が実装したソリューションには、クアンタムの重複排除技術と革新的なクラウド・サービスであるQSafeが採用されています。基本構成として、救世軍のデータセンターにクアンタムのアプライアンスを配置し、ローカル・バックアップのデータを重複排除してディスク上に保管します。その後、セキュリティ層をさらに追加するために、ローカルのDXiが重複排除されたオフサイトのデータをHipskindのデータセンター(SQSafeクラウド)内の別のDXiへレプリケートします。失われたファイルは毎日すばやくローカルのDXiから回収されており、大規模な損失データがQSafeによってリストアされています。

Hipskind社のジェネラル・マネージャ、Wally Lang氏は次のように述べています。「QSafeクラウド・サービスを計画したとき、私たちは出かけて行って、市場にあるすべての重複排除アプライアンスをこの目で見て検討しました。クアンタムを選んだのにはいくつかの理由がありますが、大きな理由は、その重複排除アルゴリズムの優れたところでした。クアンタムのものは可変長のアルゴリズムであるため、標準的なブロックレベルよりもはるかに大きい重複排除を行うことできます。これにより、私たちは、顧客のサイトの小さな領域により多くのデータを格納することができ、ネットワークで転送するレプリケーション・データのサイズも小さくなっています」

「QSafeはOPEXモデルを採用しているため、顧客は設備投資する必要がありません。そのうえ、最新の技術を導入できるだけでなく、自分で調達して配備する場合よりも低いコストですべてのメンテナンスとサービスを得られるという決定的なメリットがあります」

バランスのとれたセキュリティとシンプルさ

新しい技術の導入により、テープの処理と管理に費やす管理時間が劇的に削減され、データ保護のワークフローがシンプルで効率のよいものになったため、救世軍は本来の任務である困窮者の支援に集中できるようになりました。さらに、データの保管時と転送時に軍事用のハードウェアベースのAES 256ビット暗号化を施すことで、パフォーマンスを犠牲にすることなく、救世軍のデータのセキュリティが強化されました。

Hipskind 社のJerry Scola氏は次のように述べています。「我々は、災害が起きた場合でも、救世軍が助けを必要としている人々を支援し、彼らの使命を達成できるよう、彼らを確実に支援できるようにしたいものです。」

救世軍のアシスタントITディレクター、Jordan氏は次のように述べています。「QSafeクラウド・サービスは当社の環境の枢要な部分を占めており、このサービスは堅牢なだけではなく運用も容易で、この2つがバランスよく備わっているものは滅多にありません。設定やスケジュール、そしてシンプルさが実に素晴らしいです」