style="width: 107%;">仮想マシンのバックアップとリストアにかかる時間を90%短縮

Santa Barbara City Collegeの急増する学生や管理データを保護するためにITスタッフがVMwareを使ってサーバーを仮想化したところ、管理が複雑になり、コストが高くつくようになりました。

仮想化の行き詰まり

ネットワーク管理者であるBrandon Lovelace氏の説明によると、「サーバー・インフラストラクチャをできる限り仮想化しましたが、仮想化が進むにつれ、バックアップが困難になり、多くの問題が発生した」とのことでした。

ITチームは手始めにVMware Consolidated Backup(VCB)を導入したところ、データを保護するために環境をカスタマイズする必要がありました。Lovelace氏は述べています。「それは混沌とした作業でした。スクリプトを書いて、データをディスクにスプールしたら、今度はNetBackupを使用してデータをテープに送信するというように...手順があまりにも複雑でした」。毎週行うフルバックアップは完了するまでに2〜3日かかり、毎日の増分処理も非常に遅く、リストアも大きなボトルネックとなっていました。Lovelace氏の説明は続きます。「失われたファイルがすでにオフサイト・ストレージに移動されていた場合、テープの検索で24時間遅れることは必須で、仮想マシンのリストアにも数時間要しました」

クアンタムは、パフォーマンス、コスト、およびサポートの面で最適なバランスを提供

Lovelace氏は次のように述べています。「解決策を見つけるために、現在取り引きのある企業から考えうる他の企業まで、すべてのプロバイダと相談しました」。最終的に選ばれたのはクアンタム製品でした。vmPROデータ保護ソフトウェアと2台のDXiの重複排除アプライアンスです。「クアンタムのシステムは、我々が必要としていたすべての機能が備わっていました。それは我々が検討した中で最も費用対効果の高いソリューションであり、バックアップを知り尽くしたサプライヤーであるクアンタムとは今後も長く付き合っていけるものと確信しました」と、Lovelace氏は述べています。

これで、すべての仮想マシンがvmPROソフトウェアによってバックアップされ、同カレッジのメイン・データセンター内のDXiアプライアンスに直接書き込まれるようになりました。同アプライアンスへはNetBackupによって物理サーバーのデータもバックアップされます。すべてのバックアップが、毎日、リモートのデータセンターにあるもう1台のDXiアプライアンスにレプリケートされます。

バックアップ時間が90%短縮

Lovelace氏は次のように述べています。「毎週3、4日かかっていたバックアップ作業が今では4〜6時間で完了します。バックアップ時間として90%の短縮です。さらに、変更されたデータ・ブロックをvmPROソフトウェアがトラックしてスナップしてくれるので、毎日の増分をすべて処理できます。これこそ仮想マシンをバックアップする方法なのです」

DXiの特許取得済みの可変長重複排除により、カレッジの限られた予算内で半年分のバックアップ・データをすべてディスク上に保持できるため、費用対効果にも優れます。オフサイトでの保護も効率的に処理され、プライマリのDXiにバックアップされたすべての変更データが毎日、自動的に2番目のDXiにレプリケートされています。

数分でリストアが可能

また、vmPROが作成する仮想マシンのコピーがネイティブ・フォーマットであるため、新しいシステムではファイルへのアクセスもはるかに高速です。別のバックアップ・アプリケーションを使用せずに、仮想マシンのリストアや起動を迅速に行うことができます。

Lovelace氏は次のように述べています。「仮想マシン内のファイルのリストアに少なくとも丸1日はかかり、私の時間が奪われていましたが、今ではvmPROとDXiのおかげで、ファイルを見つけたら数分でリストアできます。実に素晴らしいことです。バックアップとリストアがこのようなパフォーマンスであれば、100%仮想化という目標が達成された暁には、バックアップ・ソフトウェアはvmPROだけで済むようになります」