Radio Frequency Systemsは、Veeam社とクアンタムにより90%のデータ削減と50%の可用性向上を獲得

Radio Frequency Systems(RFS)は、110年以上にわたり、ケーブル、アンテナ、およびセルラー向けのソリューションを提供してきました。現在はAlcatel-Lucentグループの一社として、RFSは世界5か国で約1,800人の従業員を擁しています。ハノーバーにある同社の施設では8TBのデータをバックアップしており、このデータ量は年に10%〜20%ずつ増加しています。そして、同施設のインフラストラクチャの約85%が仮想化されています。

短時間で完了したシステムの交換

RFSのハノーバー施設内の2箇所に、それぞれESXサーバーのファームが置かれています。冗長性を確保するために、最初の建物内に置かれた仮想マシンがローカルのテープと2つ目の建物内のディスクにバックアップされています。2つ目の建物には最初の仮想マシンのレプリカが保持され、それも同様に仮想マシンのバックアップを行います。このタスクのために、esxRangerソフトウェアとVMware ESXサーバーが使用されていましたが、バックアップは非効率的で、毎日のバックアップに8時間、週末のフルバックアップは12時間かかっていました。

変化の時を迎えました。

時間の節約とデータセンターの省スペース化を求めて

RFSハノーバーのITは、比較的安価で管理が容易と思われる新しいVMバックアップ・ソリューションを探し始めました。

多くの調査を重ねた結果、RFSは、同施設のESXファームのためにVeeam Backup and Replicationに切り替えることで利便性、信頼性、高速リカバリを獲得し、バックアップとレプリケーションを同時に行えるようになりました。また、目標回復時間も15分以内に短縮され、Tier-1アプリケーションの要件を満たしました。

Falko氏は次のように述べています。「Veeamのソリューションは、インストールも簡単でしたが、管理が容易で、最小限の時間で日常のメンテナンスができます」。システム・メンテナンスの時間は1日に約5分であると推定しています。

それでも、まだ従来のバックアップ・ハードウェアに頼るところがあり、Falko氏はより堅牢なソリューションを求めていました。

QUANTUM / Veeamのソリューションにはすべてが含まれている

Falko氏は、CeBITカンファレンスでQuantum DXi4701を見たことがあり、その可変長の重複排除機能がどのようなものであるかを知っていたうえに、DXiのキャパシティ・オン・デマンドのスケーラビリティが気にいっていました。また、DXiがVeeamと相性がよいことも知っていました。

このような経緯で、RFSは、新しいディスク・バックアップ・システムにクアンタムDXi 4701を選択しました。DXiはわずか数時間でRFSの既存のシステムに統合されました。 Falko氏は述べています。「我々がデバイスを接続して、Veeam Backup and Replicationに直接取り付けると、自動的にファイルがそこにレプリケートされました」

「他のソリューションよりも安いコストで、はるかに多くのデータを格納できるスマートなソリューションが得られたのです。管理も容易で、日常の作業はまったく必要ありません。何もすることがないのです。1回バックアップをとれば、マシンで操作するものは何もありません。この中に入れるだけで勝手に動作します。動作するだけですが、素晴らしいことです」

90%のデータが削減され、バックアップ時間が半分に短縮

新システムは、バックアップ・アプリケーションのコストを削減し、毎日のバックアップ時間を8時間から4時間に短縮し、9:1の重複排除比で25TBの容量を節約しました。

Falko氏は述べています。「周りを見回した後、これが優れたソリューションであることに気が付きました。メンテナンスフリーは非常に大きなポイントでした。2人のITスタッフだけで300人以上のユーザーをサポートすることができます。システムについて何も考えなくて済みます。メンテナンスと監視に費やす時間はほとんど要りません。」

「多くの自由と柔軟性がもたらされました。システムについては何も心配する必要はありません。Veeamで自動バックアップにタグを付けるのは簡単なことです。「電源を入れたら忘れる」方式で、システムが冗長バックアップされます」