少人数のITスタッフでDXiを使って大きな課題に対処

少人数のITスタッフでDXiを使って大きな課題に対処

Franklin Pierce大学のITチームは、既存のバックアップ・インフラストラクチャを交換することを決定した後、クアンタムのDXi®重複排除アプライアンスがもたらすメリットを理解し、DXiソリューションを採用しました。その結果、バックアップ処理速度が倍増し、数時間かかっていたリストア時間が数分に短縮し、管理時間が20%近く減少しました。

老朽化したインフラストラクチャ、限られた予算

Franklin Pierce大学のシニア・システム管理者Thomas Rup氏は、IT部門に加わったその日に大学のバックアップ・システムを交換する必要性を認識したと言います。ニュー・ハンプシャー州にあるこのリベラル・アーツ大学は複数のキャンパスから成り、数十台のサーバーと各種のミッションクリティカル・アプリケーション運用し、350人の教員と2,500人の学生をサポートするために、堅固なITバックアップ・インフラストラクチャを必要としていましたが、既存のバックアップ・システムはかろうじて稼動している状態でした。

Rup氏は次のように述べています。「バックアップを毎晩面倒見る必要がありました。テープ交換と障害への対応に週に6〜8時間費やし、少人数のITチームではリソースがいくつあっても足りませんでした。古いシステムは成長を続けるデータ増加に対処できませんでした。バックアップに時間がかかりすぎ、時間内に完了できないアプリケーションもありました」

予算が限られている中、Rup氏はさまざまな会社のバックアップ・オプションを検討しました。注目したのはserver-to-disk-to-tapeアプローチでした。RUP氏はすぐに、クアンタムのDXiシリーズのバックアップと重複排除アプライアンスを検討する2つの重要な機会を得ました。最初に検討したのは。データのバックアップとリストアの両方のスピードとアクセス性でした。次に検討したのは、短期的なストレージとオフサイト保管の両方に対処するために、クアンタムの重複排除技術とテープ・バックアップとスムーズに統合できるかどうかでした。RUP氏は、大学のメイン・データセンターに4TBのDXi4000シリーズ・アプライアンスを2台導入し、リモート施設にQuantum Scalar®i40テープ・ライブラリを配置することを決定しました。

メリット:時間の節約、問題の解消

大学では、DXiシステムを使用してオンサイトで増分バックアップを行い、週一でディスクへバックアップしています。そして、州および連邦の規制に遵守するために、長期保存用のテープ・ライブラリに定期的にディスク・イメージをバックアップしています。DXiシステムの導入により、現在Franklin Pierce大学では、以前は11時間かかっていた増分バックアップが5〜6時間で完了し、48時間のフルバックアップが24時間に短縮されるなど、バックアップの時間が軒並み50%削減されています。

リストア作業も大幅に簡素化されました。ほとんどの場合、データはDXiアプライアンス上に保持されているため、シームレスにほぼ瞬時のリストアが可能です。まれにテープ・バックアップからファイルを引き出さなければならないこともありますが、そのような場合でも、サーバーに「リモート・アクセス」してファイルを見つけ、それをリストアするためにテープ・ライブラリを設定するまで、わずか5分のプロセスで行えると言います。Rup氏によると、一番大きなメリットは、生産性の向上によりITチームに心の安らぎがもたらされたことです。

「毎週のバックアップに丸一日かかる状況でしたが、この新しいソリューションによってそうした時間が削減しました。実際、何もかもうまく行っていることが事前にわかるので、チームは安心して新しいプロジェクトに集中することができます。これにより、年間で2ヶ月以上もITの時間を取り戻すことができました。すべてクアンタムのおかげです」