Amazing Facts、StorNextでワークフロー・ボトルネックを解消

1965年に15分間のラジオ放送事業を開始したAmazing Factsは、国内最大の宗教系放送局の1つに成長し、150以上のラジオ局とさまざまな地上波/ケーブル/衛星テレビで番組を放送しています。テクノロジーの変化に対応して活用するため、絶えずインフラストラクチャを更新し続けてきました。

ファイルベースのメディアをサポートするストレージ

「ファイルベースのワークフローに移行して以来、私たちは常に、作成したコンテンツの保存・保護・再利用方法という問題に苦心してきました」とAmazing Factsのメディア・システム・エンジニア、Goce Shamakoski氏は説明しています。当初はXsanストレージ・ネットワークと共有ディスクを設置しましたが、最終的には限界を知ることになってしまいました。

問題の1つはデータ量でした。Shamakoski氏は次のように語っています。「礼拝を録画するときは柔軟性とインパクトを最大にするため5台のカメラを使用しています。その結果、通常の1時間番組で約0.5テラバイトのディスク・スペースを使用します。」ストレージはすぐにいっぱいになり、追加のディスク・リソースは高価でした。

また、手作業で作成したLTOテープから以前のコンテンツを利用するのも困難でした。Shamakoski氏は次のように回想しています。「私たちはアーカイブの運用を管理するだけのパートタイム管理者を任命しました。管理には週20〜30時間かかり、それでも、転用するコンテンツの入手には数日を要していました。」

オプションの検討

メディアを専門とするAdvanced Systems Group (ASG) 社の協力のもと、スケーラビリティとアーカイブおよび柔軟性に優れたソリューションの探求が始まりました。Shamakoski氏は「私たちには、この業界にコミットし、設置段階から将来の運用に至るまで必要なサポートを提供してくれる長期的なパートナーも必要でした」と説明しています。

ASG社はStorNextを勧めましたが、Amazing Factsではそれが正しい選択であることを確認する必要がありました。「見つかる限りすべてのストレージ・システム・サプライヤーを検討しましたが、パフォーマンスの高いコラボレーティブ・ワークフローと統合型アーカイブを実現できるものはほかに見つかりませんでした」とShamakoskiは語っています。

スムーズな移行

Amazing Factsは、StorNextメタデータ・コントローラ、150TBの高性能QXS RAIDStorNext AEL500アーカイブLTOライブラリを中心に新しいシステムを構築しました。切り替えは完全にスムーズだったとShamakoski氏は語っています。「アップグレード・チームは金曜日の夕方から作業を始め、エディターが出勤する月曜日の朝までにStorNextが稼働し、Xsanのすべて素材が同じフォルダーで作業できる状態になっていました。エディターにとってそれまでと異なる点は、異なる名前のボリュームにアクセスすることだけでした。」

StorNextを使用すればアーカイブは完全自動化されます。「コンテンツをインジェストするとすぐに、システムはAELアーカイブのテープに2つのコピーを自動的に作成します」とShamakoski氏は説明します。コピーのうちの1つはDR保護用にボルトされ、もう1つはライブラリに保管されます。テープにコピーを残したままで古いファイルを削除することにより、ディスク容量を回復することができます。エディターはMacファイル・システムを介してすべてのファイルを参照でき、テープのファイルは必要に応じてディスクに自動的に復元されます。

保護の改善

StorNextアーカイブでは、すべてのデータのコピーが自動的に作成され、ライブラリにExtended Data Life Management (EDLM) 機能が搭載されているので、データ保護も改善されました。EDLMは、メディアをドライブに読み込み、エラーをチェックし、ファイルを新しいメディアに自動的にコピーすることによってテープのデータ整合性を検証する機能です。

Amazing Factsは、より大きな新施設への移転を計画しており、クラウドおよびハイブリッド・ストレージのサポートの追加など、StorNext環境の拡張を検討し始めています。