ビデオ・アーカイブでコスト・パフォーマンスを発揮

Scalar LTFSによるコスト効率の高いバックアップで、増大する学内のビデオ・ライブラリの問題に対応

オンライン講座や通信教育などのビデオ教育プログラムは、バイオラ大学のIT予算では賄えないほど多くのディスク・ストレージを必要としました。同校のITチームは、手頃な価格の選択肢を求め、クアンタムのScalar®LTFSアプライアンスによるテープ・アーカイブに至りました。結果: コスト効率の高いストレージを容易に実現。

データが多すぎる、あまりにも高コスト

バイオラ大学は6,000人以上の学生を抱える南カリフォルニアの私立大学です。受講生をさらに増やすために、同大学は、無料コンテンツ、社会人向けコース、通信教育などのプログラムを提供しています。このアウトリーチ・イニシアティブは、ビデオの利用を意味します。5TB~10TBの生映像で膨大な数のビデオを蔵し、さらに各学期に5TBの編集ビデオが追加されています。

システム管理部長のBen Wright氏によると、制作ビデオを大量に保存することは、管理上の問題で頭を悩ますだけでなく、予算がいくらあっても足りないという問題に直面することにもなります。バイオラ大では、増加するビデオに対応できるストレージ・ソリューションだけでなく、マーケティング部門がストレージを自己管理し、コンテンツを保護し、個別のファイルを追跡することができる、集中管理型のソリューションが必要でした。

バイオラ大のITチームは、クアンタムのリニア・テープ・ファイル・システム(LTFS)テクノロジーを検討したとき、それが彼らのニーズを満たすことをすぐに理解しました。 LTFSはテープをまるでハード・ディスクであるかのように扱うことができます。ファイルは、ドラッグ・アンド・ドロップで簡単にワークステーションやサーバからテープ・カートリッジへ移動できます。ユーザーは、標準的なオペレーティング・システムのフォルダを使用して(バックアップ・ソフトウェアのカタログは不要)、保存ファイルのリストを表示し、ファイルを選択してクリックするだけでリストアすることができます。

メリット: 使いやすさ、低コスト

他のベンダーも検討した後、バイオラ大のITチームは、制作ビデオの保管ための基盤としてクアンタムのScalar LTFSアプライアンスを選択しました。テープ・ストレージを単にファイル共有として提示するLTFSの機能によって、ストレージ環境が大幅に簡素化されました。ITチームでは、データをステージングする必要がなくなりました。専用のクライアント・ソフトウェアもありません。学内の他のグループも、ビデオ・ストレージの各自のニーズを自己管理できるようになりました。

また、クアンタムのScalar LTFSアプライアンスにより、大学は、既に構築されているITインフラストラクチャ全体を活用することができます。LTFSアプライアンスは、学内の既存のテープ・ライブラリ(Scalar i500)の前面に置かれ、リモートLTFSアクセスと従来のデータバックアップにそれぞれ別のドライブを割り当てることができます。

Wright氏によると、他のバックアップ・タスクのためにすでに使用している会社とは経験的にうまく連携をとれるとのことです。

「テープ・バックアップのためにすでにクアンタム製品を導入していたので、クアンタムとは連携がしやすく、強固な製品を提供してくれる会社だということも分かっていました」とWright氏は述べています。