StorNextは、365日24時間サービスの課題を解決!
Quantum StorNextは、インド放送局の365日24時間サービスの要求に対応
メディア・スタジオの成功は、競争相手に先じるために、ビデオ映像、オーディオ・ファイル、高解像度画像、その他のコンテンツにどれだけ迅速にアクセスできるかという点にかかっています。しかし、膨大な量のデジタル・コンテンツは、効率的なバックアップ、検索、アーカイブを行うのに大きな課題となります。その課題を克服するために、B.A.G. Films & MediaはStorNext®ソリューションを採用しました。その結果、既存のインフラストラクチャとシームレスに統合し、放送までの時間を短縮できました。
手動のビデオ管理では遅すぎる
インドの大手統合型メディアおよびエンターテインメント・ハウスの1つであるB.A.G. Films & Media社は、最近、24時間国内ニュース放送を提供するNews 24を開設しました。24時間ニュースの提供サービスの重要な部分は、ビデオ映像の特定、カタログ化、検索、および必要に応じた映像データの取り出しです。それには、ボタンをクリックするだけで特定のクリップにアクセスできることが理想的です。
毎日5〜7TBのビデオ映像データが生成されており、特に大規模なビデオテープ・リポジトリを手動で管理しなければならないことを考えると、News 24ではこれが一番の課題となっていました。また、ブラウザで特定のコンテンツを検索する方法もなかったため、映像ビデオの特定の箇所を特定するのにも時間かかかり、困難な状況をきたしていました。
B.A.G. Films & Media社では、さまざまなソリューションのオプションを検討した結果、StorNextファイル・システム、StorNext Storage Manager、およびScalar®i500テープ・ライブラリからなるクアンタム・ソリューションを導入することを選択しました。
B.A.G. Films & Media社のVP Technology、Suraj Pal氏は次のように述べています。「当社の制作現場では、低速なワークフロー、高い経常費用、およびライブラリの容量増加を求める断続的な需要など、数々のビジネス上の問題に見舞われました」
特長:統合の容易さ、ローカル・プレゼンス
クアンタムが選ばれた理由、1つの重要なセールスポイントは、StorNextを既存の放送インフラに適合させる方法でした。それには、AppleのXsan環境とのネイティブな統合、Final Cut Serverメディア資産管理ソフトウェアへのシームレスな接続、およびOSレベルでのファイル・システム・ドライバの統合などが含まれます。
他のベンダーからは得られないローカル・プレゼンス。顧客サポートへのこのクアンタムのアプローチが、ビジネスを獲得する上で大きな役割を果たしました。
StorNextの展開に要した時間はわずか4日です。ソリューションは、B.A.G. Films & Media社の既存のワークフローにスムーズに統合されています。
StorNextベースのアーカイブ機能により、コンテンツ全体をネイティブにアーカイブすることが可能になりました。すなわち、どの段階でもアーカイブされたコンテンツのトランスコーディングは不要ということです。これにより、StorNextは、会社全体のあらゆるアーカイブ・ニーズに最適なシステムとなりました。
現在、同社では、ソース・コンテンツとソース・ファイルとともにFinal Cut Proプロジェクト全体をまとめてアーカイブし、取得しています。StorNextは、自動的にLTOテープ・ドライブを用いたQuantum Scalar i500にデータをアーカイブしています。プライマリ・ディスクの代わりに、信頼性の高いこれらのテープ・ドライブにデータ・ファイルを格納することで、ストレージ・コストの削減だけでなく、電力や冷却コストも削減されます。
Pal氏は次のように述べています。「あらゆるコンテンツがデジタル形式で利用可能になったため、ビデオ映像に関わる膨大な時間が常に編集や検索に利用できるようになりました。物理的なビデオテープを検索する必要がないことは、特定のコンテンツを迅速に取り出せることを意味します。これは、競争で常に先を行くメディア企業にとっては不可欠なシステムです。」