Q-Cloudが非営利団体のデータのバックアップとディザスター・リカバリーの問題を解決
世界各地の貧困と闘う非営利団体がデータ保護のために求めたQ-Cloudサービス
ACDI/VOCAは、従来のテープ・バックアップ・リューションに代わって、クアンタムのQ-Cloud Backup-as-a-Service(BaaS)とQuantum DXi®重複排除アプライアンスを採用しました。その結果、バックアップとリカバリの時間だけでなく、ストレージ領域も大幅に節約し、少人数のITスタッフをより重要なプロジェクトのために解放できました。
少人数スタッフで手が回らないバックアップ・タスク
ワシントンD.C.に本部を置く、世界各地の貧困問題にとり組む非営利団体のACDI/VOCAは、約200人のスタッフを擁し、世界中にオフィスを構えています。しかし、コアのITチームの人員は、サーバーおよびアプリケーションの管理者とネットワーク・エンジニアの2人だけです。したがって、組織は、ITの手をできるだけ介さずに、迅速かつ確実に運用できるデータ保護ソリューションを必要しています。このようなニーズは従来のテープ・システムのときにはなく、データへの需要は280TBを上回るまで成長しました。
ACDI/VOCAのエンタープライズ・システム・エンジニアのWilliam Ormond氏は次のように述べています。「すべてがスムーズに進んだ場合でも、4.5TBのファイルをサーバーからテープに移すだけで4、5日はかかりました。そして、テープ・システムの問題を監視することにもかなりの時間をとられました。夜間のバックアップが失敗したり、問題が発生したりするので、バックアップのスケジュール調整が必要でした」
ACDI/ VOCAは当初、オンプレミスでのデータのバックアップと重複排除用に、ディスクベースのクアンタムのDXi6700シリーズ・アプライアンスを購入し、データのアーカイブ用のテープ・システムとディザスタ・リカバリ用のオフサイト・ストレージを継続して使用しました。しかし、組織を運営していくためには、オフサイト・ストレージに年間25,000ドルの経費がかかることがすぐに明らかになりました。
信頼できるパートナーによるクラウドベースのバックアップ
クアンタムの営業担当は、クアンタムのサービスとしてのバックアップ(BaaS)であるQ-Cloudを提案しました。実際、ACDI/ VOCAには、Q-Cloud BaaSによって、クアンタムが管理することになる2つ目のDXiアプライアンスにデータをレプリケートするというメリットがありました。
「Q-Cloudの導入後は、障壁がほとんどなくなりました。サードパーティのサービスを考える必要もありませんでした。クアンタムのデバイスとクアンタムのサービスの組み合わせが適切なソリューションであると確信しました」
メリット:時間の節約、問題の解消、迅速なリカバリー
Ormond氏によると、Q-Cloudソリューションによって、時間を節約し、問題が解消されたということです。バックアップ環境の信頼性やテープのコストを心配する必要がなくなり、心の平和をもたらしました。
「直接デバイスを管理することも、テープをオフサイトに保管するために費用をかけることももう必要ありません。全体として、これはメンテナンス・フリーのソリューションといえます。設定さえすれば、後はほうっておけます」
Ormond氏はまた、リカバリ時間の短縮がもっとも劇的な向上であると述べています。最近の例では、複数のLotus Notesデータベースに登録されている数100メガバイトのデータをリストアするのに、わずか3分しかかかりませんでした。以前の環境だったらその10倍の時間がかかったかもしれません。
Q-CloudとDXiアプライアンスを組み合わせたことで、クアンタムに寄せるOrmond氏の信頼はいっそう高まりました。
「私は18年以上この業界で働いてきました。ほぼすべての仕事において、バックアップ作業をクアンタムに頼っています。クアンタムと言えば、実績のある堅実なバックアップ・ソリューションであると考えます」