アイビーリーグ大学
Ivy League University

アイビーリーグの大学が、プライベート・クラウド・アーカイブで最大75%のコスト削減

研究と教育の機関である多くの大学は、ストレージに関してさまざまな問題に直面しています。データが急速に増加しており、古いデータも含めてファイルを将来の利用のために保持することが重要な課題になっています。しかし、予算は常に圧力にさらされています。

重要な科学データ、ビデオ、および画像の資産のためのスペースが不足

アイビーリーグのある大学では、まず問題になったのは、生命科学部門においてゲノム配列決定で作成されるデータセットが急速に増加していることでした。アクティブなデータの処理には高速NASが使用されましたが、古いファイルを保存するにはNASはあまりにも高価です。これらのファイルは、将来利用される可能性がある重要な情報が含まれているため保管することが必要ですが、数ヶ月または数年もアクセスされない場合があります。やがて、他の部門においても、いつでもアクセス可能な状態で保管しておく必要のあるデジタル資産が蓄積されていることが判明しました。各部門が独自の予算を持っていたため、費用の分担は複雑でした。

プライマリ・ディスクの追加か、クラウドか。

プライマリ・ディスクを追加して古いファイルを保持するのは、あまりにもコストが高くつき、また管理オーバーヘッドが増えることを意味しました。チームは、パブリック・クラウド・ストレージ・プロバイダーの利用を検討しましたが、コストの問題が大きく、ギガバイトあたりのコストは月額でおよそ1セントにもなり、費用が嵩んでいくことが予想されました。また、データを直接管理できなくなることも問題でした。

階層型アーカイブで各部門のストレージの問題を解決

大学は、最適な解決策として、クアンタムのArticoのインテリジェントなNASソリューションを使用してプライベート・クラウドを構築することを考えました。Articoは複数の部門やユーザー間で共有できるNASアプライアンスです。さらに、高機能ディスクから2つ目のアーカイブ層にデータを自動的に移動させるストレージ管理ソフトウェア、StorNext®5が搭載されています。アーカイブのオプションとして、パブリック・クラウド、オブジェクト・ストレージ、そして、同大学が最終的に選択したLTOライブラリがあります。

新システムでは、各部門は、アプライアンス上にそれぞれのNAS共有フォルダを提供され、ユーザーはアーカイブするファイルをそのフォルダにドラッグします。ファイルがArticoに移動されると、すぐにパフォーマンス・ディスク上に保存され、DR保護用の2つのLTOライブラリに自動的にコピーされます。ディスク領域が足りなくなった場合は、NASストレージのデータがクリアされますが、ファイルはテープ上に残っています。ユーザーは、元のディレクトリ内のすべてのファイルを参照することができ、その場所から起動することができます。ファイルがテープにしか存在しない場合は、アクティブな処理のために、自動的にテープからディスクに戻されます。

クラウドに比べて最大75%のコスト削減

73TBのディスクと4.8PBのテープ・ストレージで構成された大学のArticoのソリューションは、総コストがパブリック・クラウドよりもはるかに低くなりました。大学の調査によると、ギガバイトあたりの月額は0.25セント以下で、最大75%のコスト削減になったとのことです。

ユーザーはデータに直接アクセスすることができ、すべてのデータは、大学の直接制御下にある2個所のストレージに保存されます。概念実証のテスト中に、クアンタムは、費用を配分するために、部門ごとのストレージ使用率を確認できる新機能をITチームに提供しました。

高可用性とセキュアな長期保持のための環境

Articoの階層型アーカイブは、重要な(非常に貴重な)資産を数年間保持するために必要な可用性のレベルを提供します。ディスクアレイとコントローラはアクティブ-アクティブ・フェールオーバーによる完全な冗長性を備えており、データ管理ソフトウェアは同種のソフトウェア中で最も広く利用されている解決策の1つです。衛星のダウンロード画像から長編映画まで、あらゆる種類のデータ保管に世界中で使用されています。Scalar i6000 LTOライブラリには、メディアの整合性をプロアクティブにテストし、エラー率が増加し始めたらデータを新しいメディアへ自動移行する機能が含まれています。

主な特長

  • ペタバイト規模のプライベート・クラウド・アーカイブの構築で、パブリック・クラウドに比べて最大75%のコスト削減
  • 階層間でデータの自動移動により、アクティブなデータへのアクセス速度を最大化し、使用頻度の低いデータのストレージ・コストを最小化
  • 単一のファイルシステムで、すべての層のあらゆるデータにアクセス可能。ITとエンドユーザーのどちらにとってもシンプルな操作
  • 部門ごとに個別課金する設計により、中央のリソースから複数の部署の予算に資金供給が可能
  • バックアップとDR保護のために、異なる場所にファイルの複数のコピーを自動作成
  • 冗長性とデータの自動整合性チェックにより、データの安全性と可用性を確保し、データへ常時アクセス可能