DXiシリーズへのVCBの実装は簡単です。図1に示すように、ESXサーバとVCBプロキシ・サーバをSAN経由で共有ストレージ・プールに接続します。ESXサーバは各VMのスナップショット・イメージを作成し、ProxyサーバはこれらのイメージをDXiシリーズに転送します。統合を簡単に実現するため、DXiシリーズのプレゼンテーションはNASデバイスになっています。

図1
クアンタムDXiシリーズは、次に、VMイメージをデデュープして必要な容量を最小化します。 VMイメージを構成する.vmdkファイルは高度にデデュープできるので、VMの複数のコピーが保存されている場合、必要な容量を最大で90%以上削減できます。保存されたイメージは、ディザスタ・リカバリ用に遠隔地の場所にレプリケートできます。DXiシリーズのレプリケーション・エンジンは、転送時にデータを暗号化し、ファイル内の変更のあるブロックのみを複製するので、必要な帯域幅は他のレプリケーション・テクノロジと比べて数分の一になります。オフサイトでのディザスタ・リカバリ用のレプリケーションのほか、ファイルはクアンタムのテープ・ライブラリの物理テープにコピーすることもできます。顧客が、コスト効率に最も優れ、データの長期保存を必要とする場合、メディアのコストと電力消費の観点から、クアンタムDXiシリーズを補完するためにテープが使用されることがよくあります。 クアンタムDXiシリーズとVCBを使用したバックアップのメリット - オーバーヘッドの解消: VCBプロキシ・サーバがバックアップ・タスクを処理するので、物理的なサーバ・リソースを占有する可能性のある個別のVMバックアップのオーバーヘッドを解消します。
- コストの最小化: DXiシリーズは、.vmdkファイルの保存に必要な容量を削減するデデュープ機能を提供します。
- 管理の強化: VCBは、Windows VMのフル、増分、および差分の各バックアップを実現します。また、DXiシリーズは、必要性に応じて、シンプルなNASおよびiSCSI、または強力なFC接続を提供することで、管理を容易にします。
- ビジネス継続性の最適化: DXiシリーズのレプリケーションは、ディザスタ・リカバリ用のイメージのシンプルでセキュアなオフサイト保存を実現します。 DXiシリーズを補完するためにクアンタム・テープ・ライブラリを使用することで、非常に低コストな長期データ保存が可能になります。
エージェント・ベースのバックアップおよびリカバリ VCBに移行中の顧客や従来のバックアップ・テクノロジ(電子メール、データベース、VMware以外のシステム)を必要とするアプリケーションのために、エージェント・ベースのバックアップを使用できます。標準のエージェント構成を使用する場合、バックアップは、図2に示すようにLAN経由でメディア・サーバに、またはSAN経由で直接クアンタムDXiシリーズに転送されます。あるいは、高速のFCインターフェースを使用して直接DXiシリーズに転送されます。 
図2
VCB方式の場合と同様に、データはDXiシリーズでデデュープされるので、必要とする容量とコストは最小になります。DXiシリーズに保存されたデータは、遠隔地の施設に複製したり、長期保存やディザスタ・リカバリに備えてテープにコピーすることができます。 クアンタムDXiシリーズとエージェント・ベースのバックアップを使用したバックアップのメリット - アプリケーションおよびシステム固有のニーズの処理: エージェント・ベースのバックアップは、データベース・サーバおよび電子メール・サーバの保護に使用できます。また、Windows以外のシステムの増分バックアップにも重要な役割を果たします。
- パフォーマンスの向上: DXiシリーズでは、LANでの競合を回避するためにFC接続を提供しているので、バックアップとリストアの処理を高速化できます。
- 管理の簡素化: VCBとエージェント・ベースのバックアップを混在させる必要がある場合、DXiシリーズを複数のデバイスに分割し、すべてのニーズに単一のシステムで対応することで、管理の複雑さを最小限に抑えることができます。
- ビジネス継続性の最適化: DXiシリーズのレプリケーションは、ディザスタ・リカバリ用のイメージのシンプルなオフサイト保存を実現します。DXiシリーズを補完するためにクアンタム・テープ・ライブラリを使用することで、非常に低コストな長期データ保存が可能になります。
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